Beautiful Harmony

美しいもの、センスいいことが好き | 東京生まれ | 北米16年 | 🇯🇵🇬🇧bilingual | ときどき宇宙通訳(チャネリング)& 星読み係 ❤︎このブログを読まれた方には 高次元の愛の周波数 「櫻色エネルギー」が流れる設定になっています。 「そのエネルギーを受け取る」と心の中で思っていただくだけで、 受け取っていただけます。

my story❀砂のお城

「削られ始めた」というのは、


「彼」の存在を知ってから
私に起きたふたつの変化のひとつで、



今でも続いている。


自分が住む砂のお城が
足元から少しずつ、少しずつ崩れていく感覚。


これまで大切に築いてきた
人生観、ライフスタイル、人脈、
財産、仕事…


どんどん消えていった。





夫と過ごすうちに
私は夫に合わせて優先順位を変えた。



私も夫も引っ越しと同時に
仕事を変わったが


2人とも最初の数年は
生活費を払うだけで精一杯だった。


地元のA街から、C街への引っ越しは
私の希望だった。


口には出さないけれど、夫が
地元を恋しがっていることも気づいていた。



私は引け目を感じて
あらゆる選択を
夫に合わせてするようになった。


住む家や仕事の内容
という大きなことから


休日の過ごし方、外食の場所、
交通手段、洗濯の回数まで


夫の好みに合わせていた。



それが「夫婦の愛」と
信じて疑わなかったけど


そうして自分のワクワクやときめきを
少しずつ麻痺させていた。

そんな時間が積み重なって
1年が過ぎたとき、

私は、経済的に追い詰められていた。


収入はあるのに、贅沢もしていないのに
なぜかいつもお金が足りない…


そんなことはこれまでなかった。
何かがずれてきていた、でも、

「慎ましいけれど、
好きな土地に暮らせているのだから」
と「感謝」を続け、


「いつか理想の豊かな生活ができるから」
と、「期待」していた。



その「感謝」と「期待」で
隠し持っていたいた「不満」を綺麗に
コーティングできていた。


数年後に「不満」が爆発したとき
私は全部を夫のせいにした。




夫と結婚したから
すべてが崩されたと思ったけど
そうではなかった。



「彼」が現れたから、
崩され始めたのだった。




結婚と、「彼」との出逢いが
ほぼ同時期だったから

気づかなかっただけだ。


今ならわかる。
不可抗力の流れに私はとっくに入っていた。


1度出逢ったら
絶対に止められない
磁力が起こす、運命的な流れだ。


「その人」に出逢ってしまったら
すべてがゼロに戻されるという
宇宙の法則。




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