∞English Translation is here!∞
バンクーバーで10年近くお世話になった
ヨガスタジオSemperviva。
コロナでクラスができなくなり、先日クローズしたと聞いた。
びっくりして、悲しかった。
バンクーバーでヨガに出会い、
ジム通いから切り替えて週3〜7で通ったSempervivaが大好きで、
他のスタジオにどれだけ誘われても、必ずここに戻ってきた。
海が見えるSea Studio
バンクーバーで私を育ててくれた場所とも言える。
人柄も教え方も本当に素晴らしく
かっこいい先生たち。いつも笑顔のスタッフ。
目を見てお礼を言いたいとずっと思いながら、伝えたいことがいっぱいで、
そのころの自分はちょっとシャイで。
帰国してからも、いつかカナダに行ったら必ず…と
思っていたのに叶わなかった、それだけが後悔。
思い出は数え切れないけど2つ挙げるなら…
ひとつ目は3.11が日本で起きたすぐ後
ショックと寝不足で体がカチカチで、感情さえ感じられなかった。
数日ぶりにヨガに行ったらfor Japanの募金箱が。
お金を入れたら奥にいた先生と目があった。
クラスが始まりキツイポーズをとっている時
先生が誰に向けるともなく淡々と言った。
「そのポーズ辛いよね?でも思い出して欲しい。
隣の人もきっと辛いんだ。1人じゃないんだ」
彼は震災のことを言ったのかもしれない。全く違うかもしれない。
でもその日私の心はほぐれた。1人じゃない。
泣くことや不安がることに許可を出せて、ちゃんと眠れるようになり、
徐々に自分を取り戻せた。
2つ目は「40日チャレンジ」を達成したこと。
Sempervivaで時々開催される。
期間中、毎日一回以上クラスに参加する。
達成すると抽選でギフトがもらえるのだけど、
私は何より飽きっぽい自分を試したくて、登録した。
最初の10日くらいは勢いで続いた。しんどいのは20日過ぎた頃。
暖かいベッドで寝ていたい自分と、今更引き返せなくて意地になる自分の戦い。
でも私はやめなかった。
夜明け前に家を出て、スノーブーツを膝まで埋める雪の中を、ザ
クザク15分歩いて毎日通った。真っ暗な街にうっすら灯るスタジオが見えて来ると、
「ああ来てよかった」といつも思った。
40日目のクラスは、皆勤賞の数十名が招待され、
オーナーのグロリアがお祝いの言葉を述べた。
「みなさん1人ずつが40日チャレンジを
決めた理由は私にはわかりませんが、
やり遂げたことが本当に本当に素晴らしい。誇りに思います」
隣のおじさんは涙目だった。私ももらい泣きしながら自分をハグした。
昔は自分をハグできなかったのに。私、自分との約束を守れた!!
大好き!と叫びたかった。「自信」のほんとの意味を知った気がした。
カナダにいない私でさえこんなに寂しいのだから、先生方や運営スタッフ、
生徒さんたちの思いは計り知れない。
みなさんが前を向いて進めるよう心から願う。
あの4箇所のスタジオがもうないなんて信じられない。
Sempervivaは私の心にずっとある。
悲しみのおかげで、ヨガがどれだけかけがえないものだったか思い出せた。
そのことに感謝したい。
Sempervivaが教えてくれたスピリットを自分なりに広めていこうと思う。
わかちあい、理解、笑い、コミットすること、信じること、「いま」を感じること、
愛し合うこと…いまの地球に何より必要なことかもしれない。
Semperviva Yoga...ありがとう!また会う日まで。
セッションは現在キャンセル待ちです
new! プライベートセッション - Beautiful Harmony
❤︎このブログを読まれた方には
「無条件の愛と祝福」のエネルギーが
流れる設定になっています。
「そのエネルギーを受け取る」と
心の中で思っていただくだけでokです。