今年やって良かったことトップ5に入るのが、この本を読み、12週のプログラムに取り組んだこと。
It’s Never Too Late to Begin Again (邦題:いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい)📘
新版 いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。
オリジナルのThe Artist’s Way (邦題:「ずっとやりたかったこと」をやりなさい)📕は日本でもロングセラーとなっていて、私も数回読んで効果を実感していた。
この本の目的は、読んだ人の中に眠っているアーティストを目覚ましていくこと。本の中のエクササイズに12週間取り組むことで、抑圧していた夢や才能が思い出され、発揮される…という仕組み。
今年、秋に読んだこの続編は、もともとリタイアした人向け。リタイアなど想像したこともないのだけど、パラパラと見て、惹かれたので購入。これが大正解だった!
定年後、突然訪れたその余白を使って、過去を回想したり、本当に求めるものを行動に移していく。
12週間のワークを進めていくと、“リタイアした人”に共感できることが
思いのほか多かった!
慣れ親しんだルーティンがなくなり、1人になり、何も貢献していない、生み出していない…というやるせなさは、自分自身が会社員を辞めて個人事業主になった頃まさに経験していた。独立して10年経った今でもある。大して何もしないまま、氣付いたら夕方になっていたり、誰とも話さず1日終わる日などは、いったいなんのために生きている!?と焦ったりもする。
だから、リタイア後の人に向けて著者Julia Cameronが投げかける課題がすごく良かった!例えば自分でルーティンをつくるワークは、ついダラダラしてしまう私の日々をピシッとしめてくれた。毎朝起きたらすぐ3ページ書く“モーニングページ”は瞑想以上の効果を感じて、今でも続けている。
何よりインパクトがあっのは“メモワール”という課題。12週かけて少しずつ、生まれてから今日までを振り返って書き出す。想定外の感情が溢れ出し、涙したり大笑いしたことも数回。
12週の最後には、“私の人生で繰り返しあらわれるテーマ”がいくつか明らかになった。その中で最も驚いたテーマは“音楽”だった。それまで自覚した事はなかったけれど、私は人生のあらゆる経験の中で、おそらく音楽に最も心を揺さぶられ、守られ、導かれてきたと知った。
知った、だけで終わらないのがこの本のすごいところ。真面目に取り組んでいると必ず行動に移すことになり、日々の優先順位が変わり、時間とエネルギーの使い方も変わり、結果、未来が変わる。読み終えて2ヶ月も経たないうち私は“音楽”について、最もこわい(と思っていた)挑戦をしました。
この挑戦が、ついこの間終わったのだけど、本当に本当にやってよかった。いつも一生懸命生きているつもりだけど、もっともっと一生懸命になれる自分を知った。そのことを、年始にまた書きたいと思います。
今年出会ってくださったみなさん、遠くで近くで導いてくれるみなさん、いつもありがとう。ピースフルな年越しとなりますように🌸
Miwa