好きなことで生きていきたい!
そう願わない人はいないと思う。
私ももちろんその1人で
しつこく願い続けた結果
ありがたいことに
いま、好きなことをして好きな場所に住み
好きな人に囲まれて暮らしている。
でもそれは「努力しなくていい」という意味ではない。
「好きなことを続けてあげさせるための、努力」というものがあるのだ。
以前の私は
努力の方向性が違ってた。
生まれつきできないこと
自分に全然向いてないこと
例えるなら犬に木登りさせるような
そんなズレた努力をしていました。
へとへとになって「努力」という言葉を聞くだけで、ぞわぞわするように。
時が経ち、いまは好きなことで生きていて
努力という言葉すら忘れていたのだけど
昨年、家に知り合いが泊まった時に
「朝からよく動くね」と驚かれたのです。
たしかに私はベッドから出てすぐ
窓を全部開け、白湯を沸かして、ヨガをして、瞑想、読書、ノート、シャワー、朝ごはん、洗濯…とあれこれする。
よっぽど体調がおかしいとかの
緊急時以外は、欠かさない。
デスクに座って仕事をするまでに
だいぶ動く。快適にはたらくための、基本の準備なのです。
私は自分に優しいし、ゆるゆる過ごすのは大好きだけど
できること、得意なことがとても少ないから
それを最大に使うための環境や体をつくってる。
「努力家」「ストイック」と言われることがある。
そうか、人はこれを「努力」と呼ぶのかも。
...
音楽をやるために生まれたとしか思えないくらい
別次元の才能を持つ人がいる。
そのパフォーマンスに触れた人は、ハートを震わせ涙を流す。
この道数十年のその人が、最近になって
音楽の基礎練を始めたと聞いて
驚いたのだけど、
こう教えてくれた。
好きなことに一生懸命向き合っていくと
出来ることが増えていく。
沢山のことを乗り越えたぶん
自分が成長していく。
すると、もっともっと
やりたいことや表現したいことが浮かぶ。
魂が大きくなったんだ。
グングン育って、叫んでいる魂に比べて
自分の心や体はまだまだ、
追いつかないよ、と感じる。
だから、いつまでだって、
自分を磨き、ととのえ、強くありたい。
無限にノンストップで拡がる魂。
その光を、この体で
目一杯輝かす、
そのための「努力」、
もちろん面倒なこともある。
サボっちゃう日もある。
飲みすぎる夜もある。
そんな自分も、オッケーにしてる。
でもやっぱり
好きなこと、心が躍ることに対しては
「努力」してるほうが結局「ラク」で「楽しい」のだ。
そのほうが、好きなことを長時間
思い切り出来ることに気づいてしまったのだ。
きっと、好きなことに向けて
地道に頑張っている人は
この楽しみを知っているのだろう。
本当の自分を知り、才能を磨き、
伸ばす「努力」は、喜び。
もっと言えば
「自分を愛していく」ことだと、感じています。
美和
プライベートセッション∞ 8月 - Beautiful Harmony