地球に来るまで

私たちは、それぞれに、
魂の起源である「出身星」がある。
 
 
とある「光」の存在も
今から何億年も前、
ふるさとの星で「旅立ち」の
瞬間を待っていた。
 
 
ちょうど陰陽のマークと同じ
半分が青、半分が赤の球体。
 
ときどき溶け合って紫になったり
黄色や水色、ピンクと姿を変えて
美しく輝いていた。
 
 
その光はあるとき初めて
遥か彼方に浮かぶ
「地球」を見下ろす。
 
蒼い宝石のような惑星に
吸い込まれるように魅せられて
「あの星が最終目的地」と定めた。
 

f:id:miwatime0426:20190405185307j:plain



 
ふるさとを出発したら、
まずは他の星々に転生してから
地球に降り立つと理解していた。
 
 
また、地球についた瞬間
ひとつの魂は、ふたつに割れ
別々の体に入ることもわかっていた。
 (ちょうど、「君の名は。」の彗星のように!)
 
そこからは離れ離れの肉体で
何千回も転生したあと
地球最後の生まれ変わりは
 
ふたりとも
「日本で生まれる」ことを決めた。
 
20世紀後半に
なぜ日本で産声をあげるのか?
答えもちゃんと知っていた。
 
 
 
いよいよ旅立ちのとき。
 
ふるさとの司令部が
「行け」と言う瞬間と
 
その光が
「行く」と言う瞬間は
 
ぴったり同じだった。
 
 
無理に行かされるのでも
勝手に行くのでもなく。
 
 
大いなる存在の意図と
自分自身の自由意志
両方に突き動かされて
 
 
 
終わりなき旅に出る。
 

f:id:miwatime0426:20190405185120j:plain